食と映画と音楽と。

日々、感じたことを、ぽつぽつと。たまに、フカボリ。

過保護のカホコ 3話

第3話はカホコが初めてお母さんに反抗しちゃった、そして麦野くんに告白しちゃった

という回でしたね(ざっくり)

 

親に反抗することって、すべてが悪いわけじゃないと思うんですよね。

ただただ反抗したいっていう思春期の場合もあるけど、

そうじゃないとすれば

ちゃんと自分の意見を持てるようになって、一人の大人として

親と対等に意見を交わせるようになったということです。

 

だから、私はカホコちゃんの成長を感じてちょっと嬉しかった。

 

親はいつまでも子どもを子どもとして見てしまうものなのでしょうか・・・

心配してくれるのは嬉しいけど、少しは大人として見てほしい

というのが子どもの心情です。

自分のこと全部に責任を持つのが一人前の大人なのであれば

その経験をできる環境に持っていくのも親の務めではないでしょうか。

 

「私の言う通りにすれば間違いないから」と言うお母さん。

それはもちろん正しいです。

でも子どもの育て方としては疑問が残ります。

子どもが死ぬまで親がつきっきりで面倒見れるわけがないですし、

子どももいつかは親になり、子を育てる側になりますし

親の言う通りに生きて、失敗しない人生なんてつまらなすぎる

と思うからです。

 

親に頼りっきりで、自分の意思じゃなくても

それなりに満足のいく生活ができて幸せな人生も、

親の考え方や理想を押し付けられて、窮屈な思いをしながら

そこから抜け出せずに懸命にもがき生きつづける人生も、

どちらも結局は子どもの為にならないと私は思います。

間違って遠回りして寄り道するのが人生ってもんなのではないでしょうかね・・・

 

 

私も高校生くらいまで、親の言う通りに生きてきた。

何の疑いもなく、親の考えに従うのが子どものすべきことだと思ってた。

でも、大学の進路を考えはじめて、親と自分の考えの違いに気づくようになった。

これまでは自分の考えを曲げてまで、親に従おうとしていたことも。

そのせいか、自分の意見を自信を持って発信できない幼少期だったということにも。

 

だからといって、親の育て方が悪かったなんて思っていない。

私の親がこの2人でよかった、ちゃんと育ててくれたおかげでここまで大きくなれた

という感謝を忘れたことはない。

ただ、自分の意見を持って、違うと思うときにはしっかり言うことの重要さ

を理解したというだけのことだ。

 

 

 

カホコがお母さんに怒鳴りつけるシーン、

充希ちゃんの演技が素晴らしかったですね。

見ていて息が詰まりそうになりました。

 

「いつもはママと同じ意見だったからそれでよかった」

というセリフを聞いて

ああやっぱり窮屈な思いして我慢してたんだなぁ、と思いました。

ちょっとホッとしたというか、

これまであまりに親に従順すぎて心配だったけど

やっと人間味を帯びてきたな~と思って。

 

カホコがんばれ。

 

 

どのように親子が和解するのか

お母さんが本当の意味でカホコのためを思って行動するようになるのか

4話が楽しみですね(^^♪