食と映画と音楽と。

日々、感じたことを、ぽつぽつと。たまに、フカボリ。

東京喰種

映画「東京喰種」を観てきました!

 

 

これまた原作がマンガみたいですね
お察しの通り、これも原作の内容をよく知らないのですが…

新鮮な気持ちで観てまいりました!!

原作が映像作品には出せない良さを持つのと同様に

映像作品も原作にはない良さを持っていると思うんですよね。

なので、全く別のものとして楽しんでおります(^^♪

 

けっこうグロテスクな内容だろうと覚悟していたのですが

予想以上に描写がグロくてリアルでしたね。

(それだけ原作に近いということなのかも知れませんが)

あまり得意ではないので、何回か目をつぶってしまいました(汗)

戦闘シーンは迫力満点でカッコよかったです。

 

・・・ではなぜ観に行ったのかって??

それは、仲良しの友達がヒデ役の小笠原海くん(超特急メンバー)のファンで、

一緒に観に行く約束をしてたからです。

私もカイくんの俳優活動を見てみたかったので。

ただ、その時はこの映画がここまでリアルな感じだとは思わなかったですね。

 

でも、観て後悔したかというと、そんなことは全くないです。

観終わったあとも余韻に心を掴まれる、美しく素敵な映画でした。

喰種としてこの世に生まれてしまった運命を恨み、人殺しであっても

それでも生きたいと望む喰種たちの葛藤が強く胸に響きました。

覚悟を持って仲間のために戦う姿に心打たれました。

家族の愛、永遠の友情といった感情が喰種にも存在するのですね。

普通の人間に憧れ、人間みたいになりたくてもなれない自分に

苛立ち、怯え、傷つき・・・。

人を殺して食べるという、悪いことをしているのは分かっているけれど

それでも生きるためには人を食べるしかない。人しか喰えない。

そういった喰種の切ない心情がスクリーンから浮かび上がっていました。

 

 「喰種は人間にとって”悪”かもしれないけど

 喰種を駆逐するのが正義とは限らない」

たしかにそうだよなぁ、と思いました。 

 

 

運命って、何なんでしょうね。

誰も決して抗うことができない道を

気づかぬうちにみんな歩いているのかもしれません。

 

 

グロいの苦手な方にはあまりおすすめできないですが、

蒼井優さん(リゼ役)の怪演には息をするのも忘れるほどの迫力があります。

蒼井さんをはじめ、清水富美加ちゃん、相田翔子さん、桜田ひよりちゃんといった

脇を固める女優さんたちの素晴らしい演技が光る作品とも言えます。

 

気になっている方はぜひチェックしてみてください!!