食と映画と音楽と。

日々、感じたことを、ぽつぽつと。たまに、フカボリ。

自分という人間を知るための 自己分析

さっきなぜか急に、就活を始めた頃のことを思い出したので

今日は就活の話をしようと思います。

個人的な話で長文にもなりますが、どうぞ最後までお付き合いください!

 

 

高校生のとき、大学でこれを勉強したい!って思いも特になくて

社会に出てからも勉強したことが役に立ちそうな経済学部を選びました。

父親も経済学部を出て、銀行で働いているので

なんとなく影響を受けたのかもしれない。

だから、もしやりたいことが見つからなかったら

金融業界に就職するんだろうな…って漠然と感じていました。

 

入学後、経済や金融についてそれなりに理解できてきたけど

成績も普通だったし、それほど経済学や金融論が面白いとも思えなかった。

金融業界に入ったら、これまで以上に専門的な勉強が必要になるって聞くし

こんな自分が金融業界でやっていける気もしなくて

3年生になった頃から卒業後の進路に悩み、不安だらけの毎日を過ごした。

 

3年生の夏から冬にかけて、本当に自分がやりたいことは何か、

自分に合った職業は何か、ずっとずっと考えていた。

インターンもいくつか行ったし、OBOGの先輩の話もたくさん聞いた。

インターンについても書きたいことあるので、また後日…。)

 

そんな中で、何より大事だと思ったし、色んな場所で言われているのが

「自己分析」だ。

自己分析とは、その名の通り、自分で自分のことを分析すること。

過去の行動を掘り下げ、自分という人間を知る手段である。

やりたいことを見つけたり、面接でアピールしたりするのに

非常に重要な役割を果たしている。

 

一言で自己分析と言っても、やり方は山ほどあるようで・・・。

自分に合うやり方を見つけるのが大変なんです(> <)

ここでは、私がどんなやり方をしていたかを簡単にご紹介します。

※自己流なので、責任は一切負いません!(笑)

 

1つ目は、自分が好きなこと・心動かされることを掘り下げていく方法です。

これは、自分がやりたいことよりも

向いてる仕事を見つけるのに適している気がします。

私の場合、アクセサリーの中でもハンドメイドのものが好きだったり

歌手の中でもシンガーソングライターに心惹かれたりしていたので

そこからどんどん掘り下げていって

「すでにあるもの(会社の商品)を売る仕事(=営業職や流通業界)ではなくて

 一から何かを作ることに携われる仕事の方が私に合っている」

という結論に至りました。

 

2つ目は、これまでの人生で価値観の変化があった場合

どんなことに影響を受け、どういう考え方になったのかを振り返る方法です。

私は大学時代、国際協力サークルで「フェアトレード」という概念に出会い

大きな影響を受けました。

海外の貧困な国の現状を知り、児童労働などの国際問題を学ぶ中で

その現状を変えるための貿易の仕組みであるフェアトレードに深く共感したのです。

日本では多くの物が安く手に入りますが、

これまで私はその理由や問題点を考えることなく

安いからといって無駄に買い物したり使い捨てたりしていました。

安いものには安い理由があって、そのせいで苦しむ海外の生産者たちのことを

しっかり考えることができるようになりました。

流行に流されて似合わない服を買うことはなくなりましたし

定価が安すぎるチョコレートやコーヒーの粉といった加工品があっても

値段だけのものさしで選ばなくなりました。

私にとっては大きな変化でした。

「多くのメーカーではコストを下げてなるべく安い商品を作り、売っていくのが

 当たり前の世界だろうから、価値観が合わないと思うし

 国際問題から背を向けてまで価格の安い商品を作って売りたくない」

という答えが出たのでメーカーの線は消えました。

 

最後、3つ目は自分が死ぬときにつぶやきそうなことを想像する方法です。

(決してふざけている訳ではございません!真面目です!)

どういうことかと言いますと

どんな人生にしたいか、どんな人生なら自分が満足いくかを

頑張って想像してみるのです。

私の場合、死ぬとき「私は日本を少しでも支えられたかな…」と言いそうだと

思いました。

もともと出しゃばる方ではなく、陰で支えたいと思う性格なこともあって

漠然とだけどやっぱり日本を支える仕事がしたいと思っていたんだ、と

気づかされました。

もう少し掘り下げると、

「日本であたりまえの”日常”を、あたりまえの”日々”を、守り支えていきたい。

 目立たなくていいから、生活に密着した、社会に欠かせない仕事がしたい。

 欲を言えば、日本の産業を支えるよりも、人々の生活を支える仕事がいい。」

そしてそれを実感できることがやりがいに繋がりそうだ。

そんな風に思いました。

 

 

以上の結論から導き出した答えが、システムエンジニアでした。

金融、メーカー、流通業界でも営業職でもなく

ものづくりに携わり、社会や生活を支える欠かせない仕事・・・。

文系でも採用枠はあると知ったとたん、飛びつきました。

理系の仕事やっていけるかな、みたいな不安を感じなかったのは

満足いくまでやった自己分析の結果があったからで、

その上で、「これだ!!!」みたいな直感を信じました。

 

実際に、生活を支えるシステムエンジニアになれそうで、

なんだかホッとしています。

諦めずに就活頑張ってよかった、流されて金融行かなくてよかった、と

そう思う今日この頃です。

 

 

この自己流な分析方法が、困っている就活生の役に少しでも立ったら嬉しいです。

誰かに届きますように・・・(^^♪

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。